この記事では以下のことが分かります。
・BtoBの定義
・BtoBのEC市場規模とは
・BtoBのEC化率とは
・BtoBのEC事例
・BtoBのEC市場規模で分かる事業者のメリット
・BtoBのEC市場規模で分かる事業者のデメリット
・BtoBのEC市場規模で分かる事業者が今後取り組むべきこと
・BtoBのEC市場規模まとめ
「電子商取引」をご存知でしょうか?
インターネットで商品を販売・購入される、いわゆるEコマースをECと呼ぶことが多いですが、実際には電子商取引と呼ばれております。
インターネット通販=EC=電子商取引ですが、一般的には「EC」と呼ぶことが多いです。
ですが、ECと聞くとAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングもあれば、アスクル、最近話題のPayPayモールまで数に限りがありません。
そこで今回は、中々知られていないBtoBのEC市場規模について、定義から具体的なメリット・デメリット、BtoB事業者が取り組むべきこと、手段についてご紹介してまいります。
BtoBの定義

本記事におけるBtoBの定義とは、企業へサービスを販売する企業とします。
BtoBとは「Business to business」の略称であるためです。
一般的なBtoCが「Business to consumer」と呼ばれる企業と一般人に対し、BtoBは企業と企業とのやり取りを指します。
例えば、化粧品会社は、一般の方へ化粧品を販売してます。
つまり化粧品会社はBtoCとなります。
ですが、原料メーカーの会社は、化粧品会社へ原料(素材)を販売してます。
つまり原料メーカーの会社はBtoBになります。
そのため、会社へ商品を販売する会社を総合的にBtoBと呼ぶことが出来ます。
BtoBのEC市場規模とは

BtoBのEC市場規模とは、日本国内でBtoBのEC市場がどれくらいあるのか?
数年のスパンを比較して経済産業省商務情報政策局の情報経済課が毎年公開しています。
(参考,経済産業省_電子商取引に関する市場調査_https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190516002/20190516002-1.pdf)
最新の情報は2018年の統計で、BtoBのEC市場規模は344 兆 2,300 億円で昨年より8.1%多いです。
今は世界中でITの時代ですが、日本国内で8.1%増は想像できないほどの大きな数字です。
というのも、一般的に商品をネットで買う場合のBtoCの市場規模は8.96%多い17 兆 9,845 億円です。
母数が圧倒的に違うのに、昨年の比較が同じ8%台です。
つまり、私たちがAmazonや楽天・Yahoo!などインターネットで商品を購入するより、BtoBの企業間取引でインターネットの時代が爆増していることになります。
ITの普及であらゆる分析や管理がシステム化されつつありますが、インターネットで商品を購入するIT技術も同じく普及していることがよく分かります。
BtoBのEC化率とは
EC化率とは、「ECに新しく参入したBtoB事業者」の割合です。
EC市場規模は「ECの割合」ですが、EC化率は「ECデビューをした割合」とイメージいただけると簡単かもしれません。
また、EC化率は30.2%で昨年より0.8%多いです。
「卸売」、「建設・不動産業」、「繊維・日用品・化学」、「産業関連機器・精密機器」が特に多いと経済産業省から報告されています。
BtoBのEC事例
ここでは実際にBtoBのECを事業開始ている会社をピックアップしてみました。
株式会社オールスタジアム

販促品・雑貨・業務用商材の卸スタジアムを経営している株式会社オールスタジアムです。
恐らく、商材は違えど多くの商材を抱えていて販売したい方が多いのではないでしょうか?
商材ではなくECサイトを企業に知ってもらうためのSEO対策・広告の運用が大変な市場です。
ECサイトのドメインが長年利用し強いため、恐らくは売上も良いのでは?と想定してます。
もし新しく開始する場合は、株式会社オールスタジアムとは違う自社の強みで戦略を練っていくのが正しいです。
※BtoBのECサイト事例は随時更新していきます。
BtoBのEC市場規模で分かる事業者のメリット
BtoBのEC市場規模で分かる事業者のメリットは3点あります。
結論から申し上げると、競合企業が対応する前に、自社でWEBの施策を開始することです。
それでは詳細を下記でご紹介します。
後発でもWEBの市場で新規を獲得できる
卸の事業は基本的に横のつながりが多いと思います。(良かれ悪かれ、特徴ですよね)
定期的に顧客のもとへ伺って必要な商品を販売することもあれば、人からの紹介で新規が獲得。
もしくは営業代行と契約し、ひたすらテレアポで新規を獲得する事が挙げられます。
もしかすると、広告代理店に委託し、広告コストを発生させる事もあると思います。
ですが、WEBに関してSEOと呼ばれる施策やSNSで人気なマーケティングのアカウントで紹介される方法など、
WEBの手法を考えると、まだまだ卸の事業者で対応している事が少ないです。
つまり、誰も対応していないWEBでなら、後発組の事業社が、先行者利益を獲得することが出来ます。
新規の獲得コストを減らすことが出来る
もし想定のWEBで検索されるキーワードで自社サイトが表示された場合、新規の獲得コストがゼロになります。
テレアポで1件アポがあると成果報酬で数千円は安くとも発生しますが、WEBで検索されるキーワードの場合は自分から営業をせず、自然に問い合わせが来るため、コストがゼロになります。
この手法は数多くありますが、ブロガーやBtoCのネットショップ事業、BtoB企業など多くの業種・業界で知られている手法です。
もしご存知でない方がいれば、誰でも始めることが出来る本から入るのをおススメします。
楽天で本を購入される場合は、5が付く日にポイントが増えるのでおススメです。
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卸業立ち上げだから出来やすい超効率的な事業を開始することが出来る

いわゆる事業立ち上げの人が、既に事業をしている人よりも対応しやすいのが、最新のBtoB受発注システムで効率的な事業を行うことが出来ます。
BtoBの受発注に関するシステムでは、現在あらゆる会社が販売を開始し、BtoB事業で働いている従業員の働き方改革が実現することが出来ます。
例えば、サブスクストアB2Bと呼ばれるシステムは、新規顧客~受注〜出荷〜請求~入金まで全て自動で対応が可能です。
既にシステムを入れていると、またシステムを導入するのが億劫になりやすいため、最初にシステムを入れる方はサブスクストアB2Bをおススメします。
※実際は各社が連携してくれるため、負担が極端に減ります。
BtoBのEC市場規模で分かる事業者のデメリット
BtoBのEC市場規模で分かる事業者のデメリットは数点あります。
結論から申し上げると、WEBでECを開始する際には必ずコストが発生するのと、ただECサイトを立ち上げても売上が上がることがありません。
それでは詳細を下記でご紹介します。
ECサイトを立ち上げただけだと、売上が出ない
いかに経済産業省がECの普及率やEC化率が進んでいると報告をしても、
「それなら卸の自社もECやろう!」と思ってECサイトを作るだけでは、まず失敗します。
・どんな人が検索してくるのか
・検索してきた人は、いつ・どこで検索しているか
・検索してきた人は、何を求めてサイトに入ってきたか
・多くの人に合わせて、自社は何を顧客に体験して欲しいのか
数えるだけでもキリがないほど、考えることが多いです。
そのはずなのに、ただECサイトを立ち上げれば売上の確保が出来ると想定している人は失敗します。
必ず、多くの事例を持っている会社や、既にBtoBのECサイトで高い売り上げを出している会社から情報を集めましょう。
WEBのECサイトはコストが必ず発生する
WEBでECサイトを作る際には、必ず作成コストが発生します。
会社を建設する場合や、大家へ家賃を支払うのと同じ発想です。
費用はピンキリですが、場合によっては200万もかけて作成する会社がいるほどです。
コストを抑えるのは当然ですが、私はサブスクストアB2Bの営業さんに相談して安くできるところを教えてもらいました。
BtoBのEC市場規模で分かる事業者が今後取り組むべきこと
特に卸の事業者ですが、自社の顧客の立場を考えて、どのような改善をする必要があるのか、考えましょう。
例えば、卸の注文が入った場合に工数は大変かもしれませんが、最もイライラしているのは発注している顧客です。
今時FAXや電話注文、エクセルでデータをまとめて提出して発注するのは卸であったりBtoBの一部だけです。
皆さんが普段ネットで商品を購入している時はスマホですよね?
Amazonや楽天ならサクサクと簡単に購入してますよね?
もし、自社でサクサク発注できる環境ではれば競合に自慢しましょう。
恐らく競合の顧客は発注すら大変で、そのうち発注が楽な会社へ移るはずです。
「30年も付き合いがあるから信用している!」なんて事も聞きますが、
どうしてもビジネスなので、メリットが別の会社と契約する方が多ければ、間違いなく横の繋がりでは限界があります。
サブスクストアB2Bなら、ただの発注ですら、定期的に発注すると分かっていれば、自動的に発注させることも可能です。
しかも新規顧客~受注〜出荷〜請求~入金の管理が出来る、いわゆる受発注システムとして非常に有効です。
BtoBのEC市場規模まとめ
いかがでしたでしょうか?
今までの内容をまとめると、
・BtoBのCE市場規模はかなり普及しはじめており、ECを本気でやり始めた会社が有利になることが数字で分かっております。
・競合に勝つため、または既にECをBtoBで開始している会社にも勝てる見込みがまだまだあります。
・WEBで新規の問い合わせを狙えるため、想像していなかった顧客と出会えます。
・問い合わせが来るコストが発生しない場合も、十分に見込めます。(テレアポのコストが消えます)
・その分かり、サイトを立ち上げるのは会社を建てるに等しいため、多少なりともコストが発生します。
・それでも、顧客が自社をずっと契約し続けてくれるためには、WEBで対策を練る必要があります。
以上です。
困ったことがあればサブスストアB2Bの営業に私は相談してました。
もしお困りなことがあれば問い合わせをおススメします。